『かんかく家具』開発ストーリー

子どもの感覚にとことんこだわったかんかく家具

私たちは、建築設計事務所として、これまでいくつもの保育園の建築企画・設計・監理に携わってきました。

その経験の中で、子どもたちがどんなときに喜び、どんな遊びに集中し、どんなときに探究心が芽生えるのかを実際に目の前で感じてきました。

かんかく家具では、これまで保育園などの建築設計の中で手掛けてきた数多くの家具たちを、一般販売できるように改良しています。

製作には、日本国内の木工製作所に協力をしてもらい、デザインや形、強度にいたるまで、試作を繰り返し、細部までこだわって仕上げています。

角の丸みや木材の厚さなど、少しの差異やちょっとしたことで家具のバランスは変わり、安全性にも影響します。デザインが良くても使い勝手が悪ければ、その家具は安心して使い続けられないでしょう。

デザイン性と安全性を両立できるような試行錯誤を、職人と相談しながら取り組んでいます。

また、子どもの反応を実際に見るために、試作品のサンプル段階で子どもたちに使ってみてもらい、どんな反応を示すかを観察し、形や角度などを再検討して、商品化をする際に改良していきます。

子どもの反応は、とても素直です。良いものはすっと受け入れられ、いまいちなときは、首をかしげる。大人のようにお世辞をいったり気を遣ったりがないからこそ、本当に良いものを見極めることができるように思います。

子どもたちは人との関わりの中で 多くの体験から、個性豊かな感情が生まれ、感性を育んでいきます。日々子どもたちから学び続け、感覚的な体験を大事に家具づくりに生かしていきます。

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