大屋根が印象的な「豊浜の家」。母屋を建て替える計画から約3年、ようやく完成を迎えました。
深い軒は夏の日差しを遮り、心地よい風がすーっと通り抜けて井戸端会議に花が咲きます。
リビングの内土間は、農作業の合間にふっと立ち寄れる昔の民家のつくりをイメージしました。
大屋根が土間からリビング、ロフトへと広い空間をゆるやかに繋げます。
旧家の建具を再生して、印象的な玄関に。今では貴重な千本格子の建具は、職人さんの手を借りて新しい命が吹き込まれました。
以前の家の思い出を残しながら、今の暮らしに合せて住みやすく生まれ変わった家。
旧家の鬼瓦が、いまも庭の片隅で見守ってくれています。