ランドデザインがこれまでに設計監理した保育園の玄関の扉には、
木製で製作している以外にも共通点があります。
まず、ほとんどが引戸です。
静岡県西部の冬の強風(通称・遠州のからっ風)といったら!
冷たい風が吹き荒れる為、開き戸は勢いよく閉まってしまい危険です。
持ち手も木製にしています。
金属の取っ手もオシャレだなぁとカタログを横目で見ていますが、
送迎の保護者、働く先生方が静電気で痛い思いをしないように。
ここは使う方優先に。
愛管さんが運営している保育園「れんりの子」では、
法人さんが大切に保管していたサルスベリの枝を取っ手にしてみました。
建具には輸入ガラスを使う事が多く、
その法人さんを思い浮かべながらランドデザイン自ら購入に行っています。
共通点はたくさんありますが、ひとつひとつ園によって表情が違います。
そして、通常だと裏口と思われてしまう厨房の食材搬入口。
ここも玄関と同じように木製の製作戸にする事がほとんどです。
日が沈んでくると、照明器具と木製の建具が何ともいい雰囲気になってきます。